基金の制度
企業年金の役割
・日本の年金制度は20歳から60歳までの全国民が加入する「国民年金」と、会社員・公務員が加入する「厚生年金」があります。
・JSRに勤務されている方は、国民年金・厚生年金に加えて、企業年金(JSR基金)にも加入しています。
・企業年金は老後の所得保障において国の年金制度を補完する重要な役割を担っています。
企業年金の形態
・企業年金の主な形態は、「確定給付企業年金(DB)」と「企業型確定拠出年金(DC)」があります。
・JSR基金は確定給付企業年金を導入しています。
企業年金の形態 | 主な特徴 |
---|---|
確定給付企業年金 (DB) |
将来受け取る給付内容が予め確定しており、年金資産の運用にかかるリスクは会社が負担する。 |
企業型確定拠出年金 (DC) |
会社が拠出する掛金額が予め確定しており、年金資産の運用にかかるリスクは個人が負担する。 |
*JSR基金の年金制度とは別に、JSRでは希望者が給与の一部を拠出して、将来、年金または一時金を受け取る、選択型確定拠出年金があります。
退職金と企業年金との関係
・JSRでは退職時には、JSR(下図①)と、JSR基金(下図②)から退職金が支払われます。
JSR基金は退職金を年金または一時金として給付します。
給付の種類と内容
加入者期間 | 給付の種類 | 内 容 | |
---|---|---|---|
3年以上15年未満 (会社都合は1年以上) |
脱退一時金 | 退職時に脱退一時金を支給します。また、他の年金制度へ一時金相当額を移換(ポータビリティ)することもできます。 | |
15年以上 | 60歳未満 | 脱退一時金 | 退職時に脱退一時金を支給します。将来、JSR基金から年金として受給すること(繰下げ)や、他の年金制度へ一時金相当額を移換(ポータビリティ)することもできます。 |
60歳以上 | 老齢給付金 (年金・一時金) |
退職時にJSR基金から年金または一時金を支給します。平成31年3月31日以降に受給権を得た方は、受給開始年齢を61歳~65歳まで繰下げることもできます。 | |
死亡したとき (加入者期間1年以上) |
遺族給付金 (一時金) |
死亡時に遺族給付金(一時金)をご遺族へ支給します。 |