プラスアルファ部分の経過措置
旧基金から継承したプラスアルファ部分については大きく分けて二通りの経過措置を行いました。
まず第一に、新制度の加入者要件に該当した方については、各人の仮想個人勘定残高に移行しました。新制度の加入者要件に当てはまらなかった方、すでに待期者あるいは受給者であった方には代行上乗せ年金制度により給付を行うことになりました。
【用語チェック】代行上乗せ年金制度の老齢給付金
代行上乗せ 年金制度の 老齢給付金 |
受給要件 | 下記のいずれかに該当する方が給付を受け取ることができます。
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受給方法 その1: 終身年金 |
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受給方法 その2: 5年確定年金 |
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受給方法 その3: 一時金 |
※一時金は60歳に達する前でも、受け取ることができます。 |
【補足】代行返上に伴う独自給付(補填)
旧ニチロ厚生年金基金の代行部分の給付においては、下表に掲げる事由に該当したとき、国のルールでは支給停止されるものの、旧ニチロ厚生年金基金のルールでは支給停止されませんでした。国に返上しますと、国のルールが適用されて支給が停止されてしまいますので、マルハニチロ企業年金基金が差額を補填します。これを独自給付(補填)といいます。
代行返上実施直後の平成24年8月にアンケート調査を実施し、ご回答いただいた方のうち下表に掲げる対象事由が認められた方には独自給付(補填)を行っております。
支給日は6月と12月の各1日(金融機関が休業日の場合は翌営業日)です。
代行返上に 伴う 独自給付 (補填) |
対象者 | 下記のいずれかの方が対象事由に該当したときに給付を受け取ることができます。
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対象事由 |
※注:法改正により平成29年(2017年)8月 |
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受給額 | 老齢厚生年金または特例支給の老齢厚生年金等のうち代行返上後に国から支給される「代行部分相当額」の年金額と返上前に基金から支給されていた(されるはずであった)「代行部分の年金額」との差額。 | |
受給期間 | 補填すべき状態が発生してから終了するまで給付を受けられます。(対象事由が消滅したら終了します) |