キャッシュバランスプラン
概要と特徴
当基金では、将来にわたって安定的に年金制度を運営、継続していくため、「キャッシュバランスプラン」を採用しています。「キャッシュバランスプラン」は、利率が市場金利に連動する変動利率制度です。当基金では、長期金利(20年国債)を指標とし、給付期間中は2.5%の下限を設定し、給付額の安定化を図っています。
また、「キャッシュバランスプラン」では、加入者個人ごとに仮想の口座があり、毎年、ポイント制を基にした「持分付与額」と「利息付与額」が仮想口座に積立てられます。口座残高は「仮想個人勘定残高」と呼ばれ、この残高により、年金、一時金の額が決まります。
キャッシュバランスプラン年金 イメージ図(勤続10年以上定年退職の場合)
2018年4月1日に終身部分を企業型確定拠出年金に移行しましたので、2018年4月30日以降に退職された方は、75歳で給付が終了となります。
利率
毎年7月1日に、各種利率を指標利率に連動させて改定します。当基金の指標利率は、20年国債の応募者利回り(1年平均)です。
(60歳前退職者は法定下限予定利率を適用)
計算に用いる利率
利率名 | 時期 | 決め方 |
---|---|---|
再評価率 | 勤続期間中 | 1月~12月に発行された20年国債の応募者利回りの1年平均を適用。 適用範囲は1%~6% |
繰下げ利率 | 退職後60歳 になるまで |
法定下限予定利率(※)を適用。但し、0.1%を下回る場合は、0.1%。 |
給付利率 | 年金受給中 | 1月~12月に発行された20年国債の応募者利回りの1年平均を適用。 適用範囲は2.5%~6% |
※法定下限予定利率とは
毎年3月、労働厚生大臣が定める法定下限予定利率(A、Bのいずれか低い率)を適用します。
A. 10年国債の応募者利回りの各年平均値の5年平均値
B. 直近1年間の10年国債の平均値
利率の推移
再評価率 | 繰下げ利率 | 給付利率 | |
---|---|---|---|
2024年度 | 1.247% | 0.1% | 2.5% |
2023年度 | 1.000% | 0.1% | 2.5% |
2022年度 | 1.000% | 0.1% | 2.5% |
2021年度 | 1.000% | 0.1% | 2.5% |
2020年度 | 1.000% | 0.1% | 2.5% |
2019年度 | 1.000% | 0.1% | 2.5% |
2018年度 | 1.000% | 0.1% | 2.5% |
2017年度 | 1.000% | 0.1% | 2.5% |
2016年度 | 1.138% | 0.3% | 2.5% |
2015年度 | 1.402% | 0.5% | 2.5% |
2014年度 | 1.638% | 0.7% | 2.5% |
2013年度 | 1.693% | 0.8% | 2.5% |
2012年度 | 1.896% | 1.1% | 2.5% |
2011年度 | 1.974% | 1.1% | 2.5% |
2010年度 | 2.045% | 1.3% | 2.5% |
2009年度 | 2.185% | 1.5% | 2.5% |
2008年度 | 2.145% | 1.4% | 2.5% |
2007年度 | 2.162% | 1.3% | 2.5% |
2006年度 | 2.018% | 1.2% | 2.5% |
2005年度 | 2.096% | 1.3% | 2.5% |
2004年度 | 2.250% | 0.9% | 2.5% |