掛金と給付
掛金
種類 | 内容 | 備考 |
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標準掛金 | 将来の給付を賄うために必要となる掛金 | 全額を事業主が 負担します |
特別掛金 | 退職金制度変更などにより発生した積立不足を補うための掛金 | |
事務費掛金 | 事務局を運営するための掛金 |
給付の種類と支給要件
●トヨタ紡織企業年金基金(以下、紡織基金)からの給付は、「老齢給付金」、「脱退一時金」または「遺族一時金」で受取ります。
種類 | 内容と支給要件 |
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老齢給付金 | 勤続20年以上で退職した方が、60歳に達したときから年金を受け取り始めます。 年金と一時金の受け取り方法は、25%単位で組み合わせることができます。また、年金は、「5年」、「10年」、「15年」の保証期間で受け取る方法と「20年保証+終身(亡くなるまで)」で受け取る方法があります。 保証期間内に亡くなった場合は、未支給分を遺族の方に一時金で支給します。 |
脱退一時金 | 勤続20年未満の方が退職したとき、退職時に脱退一時金として受け取ります。(会社都合退職は勤続1年以上、自己都合退職は勤続3年以上の場合) 脱退一時金は、他の制度に移行することもできます。(勤続3年未満の自己都合退職の場合は支給されません) |
遺族給付金 | 次のいずれかに該当した場合、遺族に一時金が支給されます。 ①勤続1年以上で在職中に死亡されたとき。 ②脱退一時金の受給時期繰り下げの申出をしている方が死亡されたとき。 ③年金受給者が年金の保証期間内に死亡されたとき。 |
年金額の算定
年金原資額 = 退職ポイント × 1万円 × 年金選択割合
年金額は、年金原資額を10年国債の過去5年間の平均利回りを参考に2.5%~4.5%の再評価率に基づき毎年算出します。(年金残高を最低2.5%で運用しているのと同じ)
勤続20年以上で退職される方
勤続20年以上で退職される方は、退職金を一時金・年金のどちらでも受け取ることができます。一時金と年金の選択割合を下図の①~⑤のいずれかより選択し、⑤以外の年金を選択した場合は、さらに給付形態の中から受け取る期間を20年保証終身年金か5・10・15年有期年金のいずれか(A~D)より選択します。
勤続20年未満で退職される方
勤続20年未満で退職される方は、年金の受給資格を満たしていないため、退職時に脱退一時金で受け取ることになります。
ただし、脱退時に脱退一時金を受け取らずに、転職先の年金制度や企業年金連合会等に脱退一時金相当額を移換し、将来の年金受給に結びつけることができます。これをポータビリティ制度といいます。
※平成30年5月より、勤続20年以上かつ60歳未満の退職者の方もポータビリティ制度の利用が可能になりました。
企業年金のポータビリティの選択
※転職先に脱退一時金相当額の移換を受け入れる年金制度がある場合
各年金制度の特徴
年金制度 | 特徴 |
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①厚生年金基金 ②確定給付企業年金 |
●加入期間や退職年齢などに応じて、年金額があらかじめ決められている制度です。 ●制度内容支給要件は企業ごとに異なりますので、転職先の企業にお問い合わせください。 |
③企業型確定拠出年金 | ●自己責任で積立金の運用を行い、その結果で年金額が決まる制度です。 ●制度内容支給要件は企業ごとに異なりますので、転職先の企業にお問い合わせください。 |
④企業年金連合会 | ●年金給付は、あらかじめ連合会が規約で定める内容に基づいて支払われます。 ●脱退一時金を移したときに事務手数料が差し引かれます。 |
⑤個人型確定拠出年金 |
●自己責任で積立金の運用を行い、その結果で年金額が決まる制度です。 ●脱退一時金を移したときに事務手数料が差し引かれます。 |